現在の状況

私は、従業員数15名の整骨院の経理を担当しております。

社長は、整骨院とは別に企業のトレーナーをしており、毎日出社している為相談に来所するのが困難ですので、私が代理として相談させていただきました。

現在、負債額は約5,000万円ほどあり、税金の滞納もあります。

ご相談内容

社長は個人破産も検討しておりますが、社長の知人達が社長の為に他から借入をしてくださっていることを考えると迷惑をかけたくない思いが強いです。

出金予定のある、家賃や電話料金や滞納税や役員報酬は支払わない予定です。

従業員の給与は、会社としては未払いとし、実際には社長の実家から補填して頂くことを検討中です。

なお、従業員は解雇予定です。

社長はあくまで責任者なので、会社の財政状況を理解している自分が、社長に代われる部分は率先してさせて頂きたいと思っております。

ただ、私には荷が重い部分もあり、弁護士の先生のお力添えが無いことには、どうして良いか分らない状況です。

今出来る最善の選択が行えるよう、お力添えを頂けますと幸いです。

何卒、宜しくお願い致します。

弁護士より

弁護士向井智絵

社長個人の破産ですが、知人等からの協力を得てこれまで借入をされていたとのことで、この方々にご迷惑をかけたくないとの思いは十分理解できますが、現在、会社の債務を社長個人が連帯保証しているといった事情はないでしょうか?

法人のみ破産した場合、法人の債務の連帯保証人のもとに請求が行きます。

そうなれば、社長個人の今後の生活が危ぶまれます。

知人の方々には事前に事情を説明した上で、謝罪をして、個人での破産も考えるべきです。

また、今回税金の滞納もありますので、早急にいつから滞納しているのかを確認してください。

さらに、破産申立てには裁判所へ納める予納金や弁護士費用が必要となります。

その費用が準備できるかについても確認してください。

もし、破産申立てをする場合、スピーディに対応する必要があります。

経理担当の方にはご協力いただくことになりますので、よろしくお願いします。

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